「多読タイプ」の読書術:読書スピードの上げ方

こんにちは、「声もいい男」研修講師・野見山ともたかです。
今回は、趣味のひとつである「読書」についてお話します。

私は「多くの本を読みたい」という欲求が強い方で、そのため自然と読む本の数が多くなります。こういう自分を「多読タイプ」だと思っています。
毎年少なくとも350冊以上を読むことを目標にしています。最多読書数は2017年808冊。現在(2023年)は4月8日時点で145冊読了しています。

以前は本を読む速度が遅く、年間30冊も読めれば多いという状況でした。
現在は350冊以上も読めるようになったのですが、これだけの冊数を読めるようになった要因は2つあります。

頭の中で音読するクセを直す

1つは、頭の中で音読するクセを直したことです。
以前はで頭の中で音読しながら本を読んでいました。この読み方だとどうしても読む速度が遅くなります。
そこで、頭の中で音声化することをやめる読み方へと変更。これにより、読む速度がある程度速くなりました。
ただし、小説を読むときだけは別です。作品をじっくと楽しむために頭の中で音読をしています。

1回の読書で100%吸収しようと思わない

もう1つは、1回の読書で本の内容を100%吸収するという意識を捨てたことです。
以前は1回の読書で全てを吸収することを目標にしていました。ページを進んで戻りを繰り返すことがひんぱんに起こり、その結果読み終わるまでに時間がかかっていました。

そこで、1回で100%吸収することをやめて、少しずつ吸収するスタイルへと変更。これにより、読む速度が向上しました。
本の内容を吸収することに対する考え方も変えました。今は、ただ漫然と読むだけでなくアウトプットを意識するように読むことを心がけています。
私の場合、講義の中で使う小ネタとして本の一部分を話すことが多いため、自然とアウトプットを意識した読書になりました。

上記の2つの要因を実行して読書習慣を続ける。これにより自然と読む速度が向上しました。読む速度を上げたいと考えている方は、毎日読書の習慣を続けた上で、これらの2つの要因を意識してください。